酸・アルカリバランスについて

歯科治療と酸・アルカリバランスについて

歯科治療をしていると、口腔内の同じような症状でも治りが早い患者様と治療に時間がかかってしまう患者様がおります。実はこれは、体内の酸・アルカリバランスに違いがあるからです。
治療が長引いている方やなかなか症状が改善されないという方は、下記内容を参考にしてください。


酸・アルカリバランスについての説明

通常、人の消化器官は部位によってph(ペーハー)が異なります。phとは酸性・アルカリ性の性質を示すもので0~14まであり、数値が小さいほど酸性が強く、大きいほどアルカリ性が強い事を意味しています。
ここで、理想とされる人の消化器官の酸・アルカリバランスについて記載致します。

口の中 ・・・ph5~7で、アミラーゼという酵素がもっともよく働く弱酸性から中性になっています。

胃の中 ・・・ph2で強い酸性です。胃で食物の消化を担うペプシンがよく機能するのが強酸性だからです。

小腸・大腸 ・・・ph8~10のアルカリ性です。小腸で働く酵素トリプシンは、アルカリ性でもっともよく機能します。また、腸内には大変な数の細菌が消息していますが、腸内の有用細菌(善玉菌)は、アルカリ性の環境を好むと言われています。

この体内の酸・アルカリバランスですが、腸内で食物の消化・吸収を行う際に、エネルギー代謝による酸化プロセスが起き、酸性に傾きやすいという特徴があります。

腸内が酸性に傾いていると
・酵素の働きが抑制されてしまう
・腸内の浸透圧の関係が崩れてしまう
・血液の流れが制限される
・ホルモンの働きが抑制されてしまう
・刺激を受けたときの脳への伝達に制限が起きる
・ミネラルを奪ってしまう


腸は体の「根」ともいえる部分であり、腸を健康にするためには、腸の環境をアルカリ性にすることが重要で、そこを無視しては健康を守る事はできません。
また、腸内が酸性になると、アルカリ性の環境を好む善玉菌が生息しにくくなり、悪玉菌が増殖して異常発酵が起こります。すると腸壁が荒れて、栄養として吸収すべきものを十分に吸収できなくなるほか、逆に本来吸収すべきでないものを体内に取り込み、結果的に体調を崩しやすい、薬が効きにくいといった体内環境に陥ります。

酸性に傾きやすい腸をアルカリ性に戻すために有効なのがクエン酸です。
クエン酸は酸の一種ですが、体内に入って胃までは酸性ですが、腸に届くときには、アルカリ性に傾く性質があります。腸をアルカリ性の良好な環境に保つためには、定期的にクエン酸を摂取する必要があります。

クエン酸は、生物のエネルギー代謝に不可欠な物質です。脂肪や炭水化物、たんぱく質などの栄養素はクエン酸回路と呼ばれる過程を経て、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質に替えられます。クエン酸は体内でも合成されますが、酢などの食品から摂取する事もできます。ただ、食事からのみでは十分な摂取量を取る事は難しいです。
そこで、クエン酸のサプリメントを使う事は、腸内を良好に保つための有効な手段といえます。

当院でもクエン酸をサプリメントの錠剤として摂取してもらった患者様の多くは歯肉の状態が劇的に改善されました。体の病変部は必ず酸性に傾いているので、体の「根」の部分をアルカリ化(正常にする)ことは大いに意義がある事なのです。

※1つ注意したいのは、酢などのクエン酸を含む食品は強い酸性です。歯のエナメル質は酸に弱いため、強い酸に長時間さらすと歯が解けてしまいます。クエン酸を含む食品を摂取した時は、食後すぐにうがいなどをして口の中の酸を中和するようにしてください。錠剤として摂取するのをお勧めいたします。


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